2013年3月25日月曜日

感じる自然の力


はじめまして!

3月16・17日にサポーターとして活動したモエです。
東京から来ました。
遅くなりましたが3月16日の報告をしたいと思います。

この日の午前中は地域の方、Mさんが被災地を案内して下さいました。

小泉小学校駐車場にある”津波の教え”からスタートしました。
まずは以前遊園地やボーリング場、宿泊施設だったというシーサイドパレス跡近くの小泉海岸へ。
海のすぐそばまで行くと「昔はもっと向こうまで浜が続いていたんだよ」と教えてくれました。
震災で変わり果ててしまった海と街を思いました。

次は潮吹き岩で有名な岩井崎へ。
「津波が来る前は本当に向こうの方まで波が引いたんだよ」とMさん。
その光景がどれだけ恐ろしかったか、その時目の前に広がる海からはとても想像できませんでした。

そして鹿折地区へ。
流されてきた第18共徳丸を見ました。
思っていたよりも大きな船で、ここまで流されてきたと思うと津波の威力の凄まじさを痛感しました。

案内中、車の中でのゆっこさんのこんな言葉が印象的でした。
「被災した場所は(復興して)どんどん変わっているから。震災後にここに来た時がどんな風だったか忘れてしまいそう・・・」
2年目を迎えた3月11日前後は東京でも震災関連の報道がなされていましたが、その後ぱったりと少なくなりました。
東京では現在オリンピック招致に向けて行政、マスコミ、企業が必死に動いています。
それは東北での震災をもうすっかり忘れてしまった、異様な盛り上がりにも感じられます。
ゆっこさんの言葉を聞いて、以前の姿を知らない私たちこそ、そこにあった街、海とともに生きてきた人、それぞれの人生をひとりひとりが想像し、遠く離れた場所に住む私たちに何ができるか考えることが大切だと、今回改めて思いました。

「海はすごく変わったけど、だんだん砂が戻ってきて、浜が帰ってきてる」
海に近づいた時にMさんが言った言葉に、再生する自然の力強さを感じました。
同時に、変わりゆくからこそ、私たちは以前の姿を忘れてはいけないのだと思いました。

午後はひろばに戻りましたが、風が強かったので小屋の中で新しい看板づくりを始めました。
これについては17日のマイの活動ブログ「ひろばをより良く」をご覧ください!
 
ひろばの道路沿いには水仙の芽が力強く伸びていました。

Mさん、今日は本当にありがとうございました。

by モエ

0 件のコメント:

コメントを投稿

くりの木ブログへのコメントお待ちしています☆